不動産の匿名査定とは？メリット・デメリット・利用の注意点を解説
匿名査定とはどういうものなのか、どの程度正確なのか、疑問に思われていませんか？
匿名査定とは何か、メリット・デメリット、利用の注意点を知っておけば、ご自身にあった査定方法を選べます。
そこで今回は、匿名査定について解説します。
不動産の匿名査定とは？
不動産の匿名査定とは、名前や電話番号などの個人情報を入力せずに、不動産の査定をおこなうことです。
AIが先例を参考にその場で結果を表示する、あるいはメールアドレスのみを入力して返信を待つ方法が主流であり、短時間で結果が得られるうえ、その後のしつこい営業電話にも悩まされません。
売却の真剣度に関わらず、気軽に大まかな相場を把握できます。
不動産における匿名査定のデメリット
不動産の匿名査定は、売主の意向のヒアリングや専門家とのやり取り、訪問による現地調査抜きで、あくまで先例を参考にした大まかな結果のみを提示します。
そのため、早く売りたいのか高く売りたいのか、眺望、日当たり、風通し、設備などといった、現状や細部は結果に反映されません。
正確な金額は出せず、また、依頼先によって価格に差が生まれます。
不動産売却に匿名査定を利用する注意点
先ほど解説したとおり、不動産の匿名査定で得られるのは、あくまで先例に基づく大まかな相場に過ぎません。
結果をそのまま信じると、売出価格の設定を誤り損をしてしまう、完済できると思った住宅ローンが残ってしまう、といった事態に陥るリスクがあります。
とくに一戸建ては、土地の形状や高低差、建物のデザインや仕上げなど、現地調査でしか分からない要素が多く、匿名査定では適切な結果が出せません。
実際に、ほとんどの匿名査定は、マンションのみを対象としています。
たとえ一戸建てを対象にしていても、その精度には疑問が残るため、あくまで参考程度に留めておきましょう。
こうした現状を踏まえると、真剣に売却を検討する際は訪問査定を受ける必要があり、匿名査定は結局二度手間になります。
真剣度が高いなら、最初から訪問査定を依頼するのがおすすめです。
まとめ
不動産の匿名査定とは、名前や電話番号などの個人情報を入力せずに、不動産の査定をおこなうことです。
気軽に大まかな相場を把握できますが、訪問調査でしか分からない要素が盛り込まれていないため、正確な金額は分かりません。
真剣に売却を検討しているならば、最初から訪問調査を依頼するほうが、二度手間にならずに済むでしょう。
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