土地の評価額とは何か?それぞれの特徴や調べ方もご紹介!
土地を所有している方が、その土地にかかる税金や売却額を予測する際には、所有している土地の評価額が重要です。
しかし、評価額にも種類があり、それぞれ特徴や目的が違うことはご存じでしょうか。
今回は、土地の売却を検討している方に向けて、評価額とは何か、5つの種類と特徴、さらにその調べ方についてもご紹介します。
土地の評価額とは何か
土地の評価額とは、その土地の価格やかかる税金を計算するうえで、基準となる土地の価値を表す価格のことです。
一般的には固定資産税を指していて、固定資産税評価額は納税の基準となるだけでなく、売却相場を知る際の参考にもなります。
土地であれば、固定資産税評価額を70%で割った金額で実際の取引が成立することが多いといわれており、いくらで売れそうか知りたければ固定資産税評価額を確認すると良いでしょう。
なお、固定資産税評価額は公示地価(時価)の60~70%になるのが一般的で、資産の購入価格や販売価格とは異なります。
土地の評価額の特徴
土地の評価額には、固定資産税評価額のほかにも、公示地価・基準地価・路線価・実勢価格などがあり、それぞれ評価方法や目的に違いがあります。
公示地価は、国が定めた土地の基準となり、公共事業の用地買収にも使用されることが特徴です。
基準地価は、評価基準は公示地価とほぼ同じですが、公示地価の調査対象外の場所に設けられています。
また、路線価は路線(道路)に面する標準的な宅地の1㎡あたりの価格であり、実勢価格は実際に取引がおこなわれた価格で公的機関によって公表された価格ではありません。
不動産の売却でその価格を知ることが目的であれば、固定資産税評価額や実勢価格が有効です。
一方、公示地価は工業事業を含む土地取引の指標であり、路線価は相続税を調べたいときに使います。
土地の評価額の調べ方
固定資産評価額の調べ方には、固定資産税の納税通知書・固定資産評価証明書の取得・固定資産課税台帳の閲覧の3つがあります。
なかでも簡単な調べ方は、毎年4~6月ごろに送付される固定資産税の納税通知書です。
公示地価と基準地価は、国土交通省が運営する「不動産情報ライブラリ」で検索できます。
路線価には、国税庁が定める「相続税路線価」と市町村が定める「固定資産税路線価」があります。
また、実勢価格を調べるには、固定資産税評価額から計算が可能です。
固定資産税評価額は実勢価格の70%ほどであり、固定資産税評価額÷0.70の式で、実勢価格を計算できます。
まとめ
土地の評価額とは、基準となる土地の価値を表す価格のことで、かかる税金額や売却相場もわかります。
評価額には、固定資産税評価額のほかにも4つの種類があり、それぞれ目的に違いがあります。
調べ方もそれぞれ違いますが、実勢価格は固定資産税評価額から計算が可能です。
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