中古マンション選びについて！チェックしておきたい3つのポイントを解説
中古マンションを購入するときの条件として、立地条件や間取り、価格を優先する方は少なくありません。
しかしそれ以外にも、耐震基準や管理体制、修繕積立金に目を向けておかないと購入してからの後悔につながりかねないため注意が必要です。
そこで今回は、購入前に押さえておきたい中古マンション選びの3つのポイントを解説します。
中古マンション選びのポイント①：建物の耐震基準
地震大国である日本にあって、中古マンションを購入するときには耐震基準のチェックが欠かせません。
一口に耐震基準といっても、旧耐震基準と新耐震基準とに分類されます。
旧耐震基準は、震度5の地震が発生したとしても建物が倒壊しないレベルを指します。
しかし1978年の宮城県沖地震で旧耐震基準を満たす建物の多くが倒壊したことを受けて1981年6月1日に建築基準法が改正され、新耐震基準が設定されました。
新耐震基準は震度6強～7の地震が起きても建物が倒壊しないレベルであり、現在においても適用されています。
これからマンションで長く快適に住みたいと考えているのであれば、新耐震基準を満たしているかどうかを確認しておきましょう。
中古マンション選びのポイント②：管理体制
中古マンションを購入するときには、管理体制のチェックも重要です。
マンションの管理は、外部の管理会社に委託しているケースが一般的です。
もしエントランスやゴミ置き場が汚ければ、しっかりとした管理ができていないといえます。
また、自転車置き場の使い方が悪いときも管理会社による注意が行き届いていない可能性があるので、避けたほうが無難です。
そのほか、マンションによっては管理規約でリフォームの範囲を設定していることもあるため、リフォームを前提で中古マンションを購入するときには注意が必要です。
中古マンション選びのポイント③：修繕積立金
修繕積立金のチェックも、中古マンション選びには欠かせない要素のひとつです。
修繕積立金は、将来の大規模修繕に備えて区分所有者から毎月徴収するお金を指します。
修繕積立金の適正値がいくらなのかは一概にはいえませんが、平均すると1㎡あたり200円ほどが相場です。
できれば修繕積立金が安いマンションにしたいと考えるかもしれませんが、あまりにも安すぎるマンションには注意が必要です。
修繕積立金が安いと将来の大規模修繕の際に費用が不足し、追加で徴収される恐れがあります。
とくに中古マンションでは大規模修繕の時期が近いケースが多いため、余計な費用を支払わずに済むよう事前に確認しておきましょう。
まとめ
中古マンション選びのポイントのひとつは「耐震基準」であり、新耐震基準を満たしているか確認することが大切です。
エントランスやゴミ置き場などがきれいな状態に保たれているか、マンションの管理体制も確認しておきましょう。
また修繕積立金が安いと大規模修繕のときに追加徴収される可能性があるため、注意が必要です。
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