不動産の根抵当権は相続できる?期限内の手続き方法や抹消の流れも解説

空き家 相続

奥田 幹樹

筆者 奥田 幹樹

不動産キャリア10年

お客様のための最善の選択肢を提供することにこだわっています。
地域に密着した視点と、豊富な経験を、安心してご相談いただけるよう心掛けています。
また、どんな小さな疑問や不安も、丁寧にサポートいたしますのでお気軽にご相談ください。
皆様の暮らしをより豊かにするお手伝いをさせていただけることを、心より楽しみにしています。

不動産の根抵当権は相続できる?期限内の手続き方法や抹消の流れも解説

根抵当権付き不動産を相続した場合、適切な判断と手続きをおこなう時期を誤ると不利益を被る可能性があります。
とくに、期限を過ぎると新たな借入れや権利変更が制限され、資金計画や事業継続に支障が生じる恐れがあるでしょう。
本記事では、根抵当権の特徴や相続後に必要な対応、維持と抹消それぞれの方法について解説いたします。

根抵当権とは

根抵当権は、特定の借入れに限らず、極度額の範囲内で繰り返し融資を受けられる担保権です。
返済後も元本確定前は権利が消えず、同じ不動産を担保に複数回の借り入れが可能になります。
一方で、抵当権は一度きりの借入れを担保し、返済が完了すれば消滅するため、性質が異なるのです。
根抵当権付きの不動産を相続した場合、相続後6か月以内に必要な手続きをおこなわないと、元本が相続開始時点で確定したとみなされ、新たな借り入れができなくなります。
また、相続放棄を検討する場合は、相続を知った日から3か月以内に、家庭裁判所へ申述する必要があるのです。
なお、この期間を過ぎると放棄の権利が失われ、負債を含めたすべての財産を引き継ぐことになるため、迅速な判断が求められます。

▼この記事も読まれています
不動産売却における登記とは?費用の相場や必要書類についても解説

事業継続のため根抵当権をそのまま相続する方法

事業を引き継ぐ場合、根抵当権をそのまま維持することには、資金調達の柔軟性を確保できる点がメリットです。
まず、債権者である金融機関に相続発生を通知します。
その後、遺産分割協議をおこない、相続人を確定する流れです。
次に、相続登記(所有権移転登記)を実施し、続いて債務者変更登記をおこないます。
すべての相続人を債務者としたうえで、事業を承継する相続人を指定債務者とする合意の登記を進めます。
これらの手続きは、相続開始から6か月以内に完了させなければ、元本が確定し、追加融資を受けられなくなるでしょう。
金融機関との調整には時間がかかる場合があるため、早期に着手することが大切です。

▼この記事も読まれています
不動産相続したときにかかる税金の種類は?計算方法と控除について解説

相続した不動産の根抵当権を抹消する方法

事業を継承しない場合や負担を避けたい場合には、根抵当権抹消の選択肢があります。
まず、債務が残っているかを確認し、残債がある場合は、売却や自己資金での返済をおこないます。
債務がすべて完済されていれば、金融機関の承諾を得て抹消登記を申請しましょう。
抹消には登記申請書、金融機関発行の根抵当権解除証書、登記識別情報などが必要です。
一方で、負債が資産を上回る場合は相続放棄を検討します。
相続放棄は相続を知った日から、3か月以内におこなう必要があり、期間を過ぎると債務も含めて相続することになります。
そして、抹消や放棄の判断は専門家に相談し、最適な方法を選ぶことが望ましいです。

▼この記事も読まれています
相続のための遺産分割協議とは?トラブル事例や解決策をご紹介

まとめ

根抵当権は、極度額の範囲で繰り返し融資を受けられる権利であり、相続後の手続き期限を過ぎると新規借入れができなくなります。
事業を継続する場合は、相続登記や債務者変更、指定債務者の合意の登記を期限内におこなうことが必要です。
事業継承をしない場合は、債務の完済と抹消登記、または相続放棄の判断を期限内に進めることが大切です。
宇治市を中心にその周辺で不動産の売却・買取をご検討中なら、株式会社O-HOMEにお任せください。
弊社は、不動産の売却・買取だけではなく、購入の提案も可能です。
お客様の要望に寄り添った提案をさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

株式会社O-HOMEの写真

株式会社O-HOME

「住まいのお手伝い、何かお役立ちたくて…」という想いを大切に、親身で誠実な対応を心がけています。
不動産はお客様の大切な資産であるからこそ、一人ひとりの事情に寄り添い、最適なご提案を行っています。

■強み
・豊富な実績と信頼
・お客様一人ひとりとの出会いを大事にし、心温まる対応
・地元の特性や市場動向を熟知

■事業
・賃貸物件(アパート / マンション / 戸建て / 土地 / 店舗 / 事務所)
・売買物件(戸建て / 土地 / マンション / 店舗 / 事務所 / ビル)
・不動産売却(仲介 / 買取)


”空き家 相続”おすすめ記事

  • 特殊清掃とは?賃貸物件で特殊清掃を依頼するメリットや費用も解説の画像

    特殊清掃とは?賃貸物件で特殊清掃を依頼するメリットや費用も解説

    空き家 相続

  • 空室対策としてのセルフ内見とは?ポイントや注意点も解説の画像

    空室対策としてのセルフ内見とは?ポイントや注意点も解説

    空き家 相続

  • 空き家で火災が発生する原因は何?対策法・持ち主に問われる責任も解説の画像

    空き家で火災が発生する原因は何?対策法・持ち主に問われる責任も解説

    空き家 相続

  • 空き家を放置するデメリットとは?有効な売却方法もご紹介の画像

    空き家を放置するデメリットとは?有効な売却方法もご紹介

    空き家 相続

もっと見る